今や国民病ともいわれる『花粉症』について
どうも、こんにちは。
最近、電車の定期券を紛失したり、公園で休んでるだけなのに自転車泥棒と疑われ警察に職務質問されたり(笑)、、、不幸なことが多いですが、明るく笑い飛ばして生きているポジティブ99%の理学療法士”S”です。
そんな私でもネガティブになる事態が最近になって起こってしまいました、、、。
それは、、このブログを読んでくださっている心優しい皆様方ならもうお気づきでしょうが、、、、。
そうです!!!『花粉症』です。
タイトルでわかってましたね。(笑)
今回は日本国民を苦しめているその鬱陶しい花粉症について、お話していきたいと思います。
そもそも花粉症とはいったい何なのか?
医療業界に関係している人は、知っている方が多いと思うのですが、少し説明させて頂きますね。(私は今回調べるまで全然知りませんでした、、。笑)
花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で生じるアレルギー症状をいいます。医学用語では『季節性アレルギー性鼻炎』。現在、日本人の4人に1人が花粉症だと言われています。
花粉症の主な症状としては、鼻の三大症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)や目の三大症状(かゆみ、充血、涙)、さらには倦怠感、熱っぽい、イライラする、喉や顔・首が痒い、集中力の低下といった全身症状を伴うこともあります。
いずれの症状も入ってきた花粉を取り除こうとすることで生じるアレルギー反応です。
体内の免疫システムによって『異物=敵』とみなされると、敵に対抗するための抗体(IgE抗体)が作られます。このIgE抗体は、花粉に接触する度に作られるため、少しづつ体内に蓄積されていきます。蓄積量があるレベルに達すると、次に花粉が入ってきたときに、アレルギー反応を起こすヒスタミンなどの化学物質が分泌され、花粉症の症状を引き起こしてしまうのです。
去年までは全然大丈夫だったのに急に花粉症になった、、、。という方も多いかと思いますが、こういうメカニズムがあるからだったのです。
そこで、症状別に対策をいくつかご紹介します。
共通の対策
①花粉がなるべく鼻の中に入らないように、外出するときはマスクを着用しましょう。
☆くしゃみ、鼻水
①主にヒスタミンという物質が、症状を引き起こしているので、ヒスタミンの放出を抑える抗ヒスタミン薬が有効です。飲み薬と点鼻薬があります。
☆鼻づまり
①主にロイコトリエンという物質が症状を引き起こしているので、抗ロイコトリエン薬が有効で、飲み薬があります。
②炎症が強い場合は抗炎症作用のあるステロイドが配合された点鼻薬を処方されることもあります。
☆喉の痒みやいがらっぽさ
①うがいをこまめにして花粉を取り除き、喉を潤しましょう。
☆目の痒み
①外出時は花粉症専用のメガネを着用しましょう。
②抗ヒスタミン薬が有効です。
③炎症が強い場合はステロイドが配合された点眼薬を処方されることもあります。
④眼圧をチェックしてもらう必要があるため、眼科受診をする必要があります。
☆肌荒れ(花粉皮膚炎)
①抗ヒスタミン薬の飲み薬が有効です。
②肌の保湿を心掛け、刺激の少ない化粧品を使用しましょう。
最期に、花粉は1年中飛散しております。スギやヒノキの花粉は春先、イネ科の植物は初夏、ブタクサなどは9月頃が飛散のピークとなりますが、それ以外の時期でも少量ですが花粉は飛んでいます。
毎日を少しでも気持ちよく過ごすために、自分がどの花粉に反応しているのかをきちんと調べ、適切に対処・対策していきましょう。
以上、花粉症について簡単に解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
少しでも皆様の症状が軽減されることを願います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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